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カテゴリ:Piano( 14 )

多忙に無謀

一週間ぶりですね(笑)。やっと少しだけ一段落着いたかな??というところです。
今年最後の演奏会が終わり、やれやれという感じ。毎回本番が終わると「もうヤダ。」って気持ちになるんです(笑)。でも、またステージに立ちたくなる。お客さんの拍手が欲しくなる。不思議ですね。
今回は正直、本番前日まで弾けてませんでした。時間が足りなかったんです。見事なくらい私の前に立ち憚る障害物。「ワタシ、ナニカシマシタカ…???」っていうくらい超タイムリーに面倒なことが起きるんです。ずーっとヘコんでた日々…。暗譜が飛んだっておかしくないくらいコンディションはもうズタボロでした。

そして本番直前。演奏会用に買った新しいシルバーのドレス、新品のチョーカー、ドレスとお揃いのコサージュ…。キラキラ光るものを全て身にまとい、少しテンションが上がる。身なりは華やかに…しかし中身は空っぽ…・・なんてことにはなりたくない!!(笑)私の人一倍高いプライドがやっと目を覚ましました。
「本番なんて自由に弾いていい。演奏会は楽しまなきゃ!!」その思いを胸に、いざ舞台へ…。
時間をかけてさらえなかった分、急いで仕上げました!!っていう感じが演奏に出ていたかもしれませんが、ペダルのバランス、和音の変化、休符や余韻を大切にしたかった私の気持ちは何とか客席には届いたかな…??という感じ。決して満足はしていませんが、自分が目標としていたボーダーラインを今回初めて越えられたことが嬉しかった。今年最後の本番を何とか良い形で締めくくれたんじゃないかと思います。

今年は例年になく、本番に恵まれていた年でした。毎月何らかの形で舞台に立ち、色んな涙を流し、喜びを感じてきました。そう言った意味で2005年は私なりに飛躍の年だったのではないかと思います。来年は更に大きく、厳しい舞台に立てるように自分を磨いていきたいと思います。自分を信じ、もっと高みを目指したい。
さぁ!!行こうか…。
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by nami73-pma | 2005-12-14 01:09 | Piano

溜まってます、、、

曲が。見てもらう曲。

大3の授業の一環に演奏法って授業があるんです。
毎回、抽選で順番が決められた6~7人が、およそ100人くらいの生徒(+担当の教授2人)の前で、12分程度の自由曲を淡々と弾いていくんです。まるで流れ作業のように(笑)。聞いている生徒は、その中から自分が一番良かったと思った人を、出席カードに書いて投票します。選ばれた人は12月にある、選抜発表会で同じ曲を弾く…というもの。正直私は、この授業に「演奏法」って名を付けることにひどく違和感を感じます。。(大きな声じゃ言えないけどね!!笑)それどころか、こんな授業無くてもいいようにさえ感じる
私はその選抜発表会に出させていただく1人です。いや、多分まぐれなんだろうけど。しかし、ここは素直に喜んでおきましょう。わーいわーい。
リストのペトラルカのソネットをご存知でしょうか??この曲は私の持ってる音を充分に引き出してくれる曲なんです。演奏法の授業のために先生が選んでくれた曲。Namiのこの曲のイメージは“波”です。別に洒落じゃなくて…ホントに。特に104番は寄せては返す波のようなrubatoがこの曲の鍵。自由とは何なのか??ってのを改めて考えさせられた曲ですね。そして物凄くcantabile。この曲は元々歌曲のために作られたそうです。ソレをピアノに編曲したのを私は弾いています。この曲を3つ全部いつか自分のリサイタルで弾いてみたいな。。

大好きなバッハは只今14番。Fis moll。フーガは途中で4声になります。なんでだろう??たまにあるんですよね。3声だったのに突然4声に変わる曲。バッハの気まぐれかな?(笑)今度、せんせに聞いてみよっ☆

ショパンのエチュードはop.25-3。次にあげてもらう約束してます♪この曲、途中で右手が32部音符で忙しくなるところがあるんですけど、ゆっくり弾いてる時にいつもそこに来ると「べろべろばー」って聞こえるのは私だけ??(笑)

ラフマニノフの音の絵は、先月風邪の日に持ってって以来。

先生、曲溜まってます。早く見てくらさいっ!!(笑)
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by nami73-pma | 2005-11-07 00:00 | Piano

強くなろう。

涙と共に私は今まで大きくなってきた気がするんです。

随分昔、前に習ってたレッスンの先生に、その日の出来が最悪でこんこんとお説教をされて、そのまま帰らされたことがありました。帰りの電車でグッと涙をこらえて、家に帰って爆発しました(笑)。泣く泣くピアノを弾いて、こんなに今までピアノ弾いたことないってくらい弾いて、ソッコー次の日レッスンに行ったんです。そしたら、たった1日で変貌した私に「やれば出来るじゃない!」と先生はおっしゃってました(本当かどうかは分からない。笑)。

それから大学1年生のとき。今の先生に付いてから、私は暗中模索な大学生活を送っていて、自分はなんで音楽をやってるんだろう?とか、あの時辞めてしまえば楽だったのにとか…当時はホント、ピアノに対して正直あまり興味がなかったんですよね。先生にもちょっと距離を置いてたというか…もっと周りには頑張ってた子いたし、アタシなんか…ってちょっと卑屈になってて。やる曲も全て中途半端に終わってた。
後期の試験では、ベートーベンのソナタ1番の全楽章をやることに。結局また、試験の出来は自分の中ではイマイチだった。
その次の日の朝、色んな思いが頭を過ぎった。入学当時のあまりの不出来さから始まって、ずっとしっくり来ないまま過ごしてきた日々…。(もう嫌だ…辞めてしまおうかな、ガッコ。)そんなことを思いながらウトウトしてたら、先生から電話がかかってきた!!(私はソレまでに先生に2回電話をかけたけど繋がらなかった)
先生「あれ、寝てた?」
Nami「(ば、バレてる!!汗)いえ、寝てません!寝てません!!」
先生「あ、そう。さぁ、つぎは何の曲しようか?」
Nami「な、何でもいいです…。(え、いきなり!?昨日のコメントはナシ!?!?論外だってことかーーー!!!)」
先生「あ、そう言えばアンタ昨日な…」
Nami「…。(あわわわわ…キターーー!!汗)」
先生「良く弾けてたと思うで!昨日聞いた中で一番良く弾けてたんちゃうかな!」
Nami「(スイマセンスイマセン!どうかお許しを~…!!って……エェ!?アタシ…、褒められてる??)…??全然駄目だと思ってたんですけど…。」
先生「まぁ、決して良くはないけどな~周りが酷かったのもあるし(笑)」
それから、先生にブラームスのソナタを新譜で渡されてから、「サボりません」とだけ宣言して(笑)電話を切った。その次の瞬間、大粒の涙が溢れた。嬉しい気持ちと安堵の気持ちと混ざり合った複雑な心境。先生に褒めてもらえて、こんなに感激したのは初めてだった。あのときの自分には、どんな人の励ましの言葉も無意味だったと思う。先生は偉大な人だなっていう尊敬の念と、自分はやっぱりピアノが好きだって気持ちを改めて実感。貴重な体験を致しました。
それからNamiは心機一転、急上昇し始めました。先生曰く、こんな伸びる子は今まで大学の講師やってきて以来初めてだそうです。(ほんとかどうかは知らない。笑)

私は進み続けます。少しづつじゃ物足りない。もっと早く、もっと高く上を目指して。
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by nami73-pma | 2005-11-04 01:05 | Piano

涙の分だけ…

Namiなだけに、涙もろい私。

10月も終わりごろ、あるところで私はコンクールに出ました。曲はショパンのバラ1。
この曲とはホントに長い付き合いです。でも、未だに仲良くなれない。今まで何回も人前で弾く機会があったものの、120%失敗に終わってきました。私には向いてないのかもしれないな…曲変えようかな…。選んでくれた先生には申し訳ないけれど、やっぱり自信のある曲で受けたいし…。本番の1ヶ月前まで、自分の中で凄まじい葛藤がありました。
でも、そうやってこれから逃げていくのかな…って思うと、ちょっと待てよと。。学生の内から自分で曲選んで、弾きやすい曲ばっかり弾いてて何の勉強になるんだ??って。やっぱりアタシはこの曲をやらなければ…。今やるべきことは何なのか。苦手を克服して、得意なところはもっと伸ばして…。オールマイティに弾ける人になりたいから。リヒテルみたいに。レパートリーもっともっと増やしたいもん。

本番は…、結果的には駄目でした。自分の演奏を好んでくれる人はいなかった。正直ヘコんだ。悔しかった。でも、涙は出なかった。今までで一番自分なりに納得のいく音が出せたし、何よりもこれが現実なんだって思ったから。

その日は先生にメールしました。『駄目でした。でも、いい経験になりました。ありがとうございました。』こんな感じ。(もう見離されたな~、アタシ。。やっぱり自分の実力なんてここまでなんだろうな。)ってブルーになってた。それからしばらく経って返事が…。どうせ、『あ、そう。』みたいなメールが来ると思ってたら、『少しづつ前に進みましょう。』って書いてあった。ちょっぴり嬉しかった。アタシ、まだ捨てられてないぞ!って(笑)。そう思ったら泣いてしまった。ほんとはすごくすごく悔しかったって正直に自分の気持ちをメールに書いて返事したら、『Namiちゃんは、確実に力がついてってるから自信持って。もっともっと上手くなりたいって強く思う気持ちが大事。期待してます。』って。それから大泣きした(笑)。泣いたってしょうがないのに。泣く暇もないくらい練習しなきゃいけないのに。
でも、今まで私は泣いた分だけ、強くなっていってるような気がするんです。うぬぼれかもしれないけど。

ちょっと長すぎるのでまた改めます☆
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by nami73-pma | 2005-11-04 01:03 | Piano

ツィマーマンのBallade

好きです、Namiは。ブーニンよりも好き。音の質はブーニンのが良質です。ピカ1。でも、ブーニンのバラ1を聴いても「うん、さすがだな」とは思ったけど、鳥肌が立つような感動はなく…。一方ツィマーマンのバラ1を聴いた途端にブワっと涙が溢れてきました。この差はなんだろう??やっぱり好みの問題かな。
ツィマーマンがショパン国際コンクールで優勝したのは誰もが知っていること。でも、ショパコンの後にベートーヴェン国際コンクールで1位を取ったことはあまり知られていないらしい。ショパン弾きというレッテルを貼られて、いつの間にかそれに縛り付けられていた彼はこう語ります。
「好きな作曲家だけにこだわってピアノを弾くというのはとても悲しいことだ。」と。どんな作曲家の作品をも取り組む姿勢を忘れてはいけないのですよね。それでもやっぱりショパンが好き。バッハが好き。…それで良いのだ。

最近ピアノを弾いている自分に、呪文のように言い聞かせていることがあります。
『自分の弾きたいように弾けばいい。』
そうすると、肩や腕の力も抜けるし、いい音も出てくる。
忘れていた大切なこと。いつの間にかテクニック、技法だけに捉われていた私の音楽。「そう弾きたいんじゃなかった。もっとココは歌いたかったんだ。」少しずつ気付き始めています。
本番まであと10日…。
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by nami73-pma | 2005-10-19 22:25 | Piano

バッハを弾ける喜び

前期の授業が始まってから1度だけ、バッハの平均律16番(それもフーガだけ)をレッスンに持って行って以来、9月の中ごろまでバッハをさらわずに過ごしていました。試験曲やコンクールの曲を弾きまくっていたのでやる余裕ナシ。マルをもらってから13番を宿題に渡されてたんですが、夏休みも終わりかけの頃にやっと読み始めたんです。
改めて、やっぱり私はバッハが好きだと思いました。愛しい思いがこみ上げてきましたね。こんな美しい曲をあの時代に書ける彼は紛れもない天才…いや、神か!?(笑)

私の師匠は、あのチャイコフスキー国際コンクールでベストバッハ賞を受賞した人。バッハにかける情熱は計り知れません。だから譜読みの段階でレッスンに持っていくなんて惜しいこと絶対したくないんですよ。もうコレ以上むりだ!!ってくらいまで弾いてから持っていきたい。バッハは細かいことを言い出したらキリがないんだそうです。じゃあホントに細かいこと言い出したらどうなるんだろう??(笑)

バッハの平均律は、学生のうちに勉強する課題曲として実に相応しいみたいなコトを仲道郁代先生がおっしゃっていました。そりゃそうですよね。テーマの構成から何から全てバッハという人を軸に音楽は回り続けて来たんだもんな。

バッハに感謝です。音楽の父よ、ブラボー☆☆☆
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by nami73-pma | 2005-10-03 23:26 | Piano

グーチョキパン店

昨日、『魔女の宅急便』のテレビ放送を見てたんですけど、キキがお世話になってたパン屋さんの名前…
グーチョキパン店」って言うんですね(笑)。ちょっと笑ってしまいました。

話は全く変わりますが…
今ワタクシが取り組んでいる曲をざっと並べてみます。
・ラフマニノフ 練習曲集「音の絵」op.39-9
・ショパン エチュードop.25-3
・バッハ 平均律 13番 Fis Dur

あと、おまけでショパンのバラード1番g mollです。これは10月のコンクールのために温めている曲。
後の曲は全て新曲=譜読み段階です。ふぅ~。。
ラフマの楽譜ブージー&ホークス版使ってるんですけど、音符の「たま」が若干大きく感じるのは私だけでしょうか…??しかもやたらとインクが黒~い!!(笑)更に音の絵のop.39-9は和音だらけなので、それも手伝って楽譜が真っ黒なんですよね。そのあとに、バッハの楽譜(ヘンレー版です)を見たりすると目がチカチカします(笑)。あまりのギャップに。
「嘘だろ~」ってお思いの方は是非お試しアレ☆(誰もやんないと思う)

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「時々辛いこともあるけれど、私この街が好き。」キキは、自分の演奏が嫌いになりかけていたNamiの背中をそっと押してくれました。
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by nami73-pma | 2005-09-17 19:17 | Piano

向かい風

急な坂道をタイヤの空気が抜けた自転車にまたがり、重いスーパーの袋をかごに入れて、必死でペダルをこぎました。
向かい風の中…。

泳ぎ始めたら岸はないのだ。
音楽も同じです。息継ぎは必要ですが、気を抜いてしまうと沈んでしまう。二重小節線まで、ソリストは集中力との闘いです。
精神力はまだあるほうなんですが、集中力が上手くコントロール出来ません。途中で集中が切れてトチってしまう。かっこ悪いですよね。

なので、日々集中力を高める練習をしています。
どんな困難な状況でも上り始めたら途中では止まることはできない。転がり落ちたらそこで試合終了。

私は今日も向かい風に向かって走り続けるのです。

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              アタシははこっちの絵のが好き。
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by nami73-pma | 2005-09-09 22:06 | Piano

形の無いもの

本番まであと2週間ないというのに、煮えきっちゃってる私です。甘いですね。
去年の夏、プロコフィエフのソナタを弾いてたときの心境が蘇ってきます。
こんなことは2度と繰り返さないのだ!!と、あの時誓ったのに。
かつて、かの偉大なS.チェルカスキーはこう言いました。
ピアニストは決して止まることは出来ない。
 前進するか…後退するか…。私は後退したくはないのだ。

私も後退したくないです。いつも前進していたい。でもソレってすごく難しいことですね。
ただ一つだけ言えることは、挫折を味わって初めて成功出来るんだってこと。不幸の先には必ず幸せが訪れるということ。
今が正念場なのかもしれません。血を吐く思いで、残りの貴重な時間を過ごしたいと思います。

ホントに血を吐いたときは必ず報告致します(笑)。遂にやったぞぉ~!!ってな感じで。。☆(ないない)
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by nami73-pma | 2005-09-04 23:17 | Piano

音の無い世界

コレは私の師匠の格言です。
「音の無い世界をどうやって音で表現するか…。上手い奏者にしか出来ないこと。」
このとき私の頭の中は無数のクエッションマークが飛び交っていました。
え、無音を音で表現するって…??なんだそれ。って…(笑)。
これはブラームスのピアノソナタ1番を勉強してたときに教わりました。この曲は当時の私にとって、今まで弾いてきたレパートリーの中では一番難しいんじゃないかって思うくらいの曲だったんです。この曲でフォルテの出し方も学びました。同時にピアニッシモの奥深さも。

奏者は自分の持つ色んな音の引き出しの中から、一音一音合う音を当てはめていかないといけません。それには奏者の選択のセンスが問われます。私たまに、笑っちゃうぐらい「ココでソレは使わないだろ」みたいな音選んじゃったりします(笑)。たこ焼きの具にチョコレート入れちゃうようなもんです。そこで、やっぱり宇宙的だと言われるんですよね。チーン
そう考えると音楽って無限大だなって思います。同じ曲でも、自分と全く同じように弾く人なんて今まで一度も聞いたことないです。多分これからも一生ないでしょう。

音の無い世界…今の世界では考えがたい環境ですね。雑踏だったり、何か色んな音のする場所にいつの間にか安らぎを感じてる自分がいて…。
コレって悲しいことなのかもしれませんね。
自分の技法の向上に無音の世界を探してみたいと思います。何事も教養が大事。そんな場所知ってるって方、どうかご一報お願いします。
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by nami73-pma | 2005-08-25 23:23 | Piano